W800のオフィスデスクについて解説します。

W800のオフィスデスクとは

 W800mmのオフィスデスク(つまり平机)は、W600に比べれば、いくぶん需要があるようです。

 多人数オフィスにW800デスクの需要があるとするならば、プリンター台やパソコンデスクの代替に使用されるか、もしくは、紙文書や紙資料を頻繁には扱わないオフィスなどで、1人あたりの執務スペースを節約する目的で導入される事例などが考えられます。

W800が構成する距離

 W800のオフィスデスクを対面対向式に配列したとすると、隣席者との距離もほぼ800㎜になります。パーソナルスペースの概念を用いてこの距離を考えると、ちょうど「個体距離・近接相」と「個体距離・遠距離層」との境界にあたります。

すなわち、「互いの表情が読み取れる距離(個体距離)」であり、
「相手を捉えられる距離(近接相)」と
「双方が手を伸ばせば指先が届く距離(遠方相)」との中間的なイメージです。

W800が構成する空間

 デスクの奥行きをD700㎜であると仮定すると、800㎜×700㎜というサイズは、見開きに広げた新聞紙(A1判:841㎜×594㎜)のサイズにほぼ近しくなります。

 着席した状態でのワーカーの作業域は、一般に横方向には、通常で約1200㎜・最大で約1500㎜といわれています。W800mm×D700mmという机上面を持つ席に着きますと、横幅方向にずいぶん狭く感じられるかもしれません。

 広辞苑の通常版を卓上に広げた時の大きさが、概ね横450㎜×縦230㎜になります。また、パソコンのキーボードも、大きなものでは横幅500㎜ほどになります。ですのでW800のオフィスデスクは、辞書やキーボードを置いただけで、横幅の半分程度を占められるイメージになります。

 旧国鉄が行った車両運転操作の運動範囲の研究を参照してみましょう。
 「腕の長時間の保持に耐えうる有効操作範囲」である“至適域”の面積をオフィスデスク上に換算すると、およそW700×D500になります。W800のデスクでも、この面積よりはゆとりがある事になります。

 余談ですが、高校や大学で用いられる学習机の横幅が、一般にW750~W850となっています。W800のオフィスデスクと、ほぼ等しいですね。

W1000未満のオフィスデスクの流通量

 中古市場に流通するW1000未満のオフィスデスクの割合は、オフィスデスク全体の0.5%ほどになります。なお内訳は、平机:パソコンデスク:その他=8:1:1、くらいになります。

 こういうサイズのオフィスデスクもある、というくらいにご理解いただければいいかと思います。
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