ラウンドデスク・L型デスクは、PC作業などに向け机上面を非矩形に拡大したデスクです。

非矩形のオフィスデスクたち―ラウンド、ウィング、L型、ブーメラン。

 本稿ではラウンドデスク(ウィングデスクとも)について解説します。合わせてL型デスク・ブーメランデスクにも触れます。

ラウンドデスクとは

 オフィスデスクの造形はいうと、長方形を基調として全体的に直線で構成されているイメージがありますが、天板手前の辺(エッジ)がS字状や波型状に曲線を描いているデスクが存在します。これらをラウンドデスクといいます。羽が付いているように見える事から、ウイングデスクともいいます。デスク天板の左右どちらかかが少し手前に広がるものを片ラウンドデスク、左右両方のものを両ラウンドデスクといいます。
 ラウンドデスクは元々、長時間のPC作業時に肘を置いて腕への負荷を軽減をするために設計されています。また、天板の面積が拡張される事に伴い、作業スペースもまた端的に広がるという効果もあります。
 ラウンドデスクの横幅は120cm・140cm・160cmが一般的です。奥行きはデスク本体が基本的に70cmですが、ウイング部分をプラスすると70cm~100cmぐらいまでさまざまなサイズが販売されています。なお、ウィング部分がこれ以上の奥行になりますと、L型デスクに分類されるようです。
 
 ウィング部分が天板と一体化しているタイプと、ウィング部分が脱着できるタイプとがあります。

L型デスク・ブーメランデスクとは

 L型デスク(コーナーデスクとも)とは、天板が90°曲がった形状になっていて、席を移動せず体の向きを変えるだけで、デスクがふたつあるかのように用いられる形式のデスクです。一方でPC作業をしつつ、もう一方で紙文書の処理もできるなど、机上スペースを効率的に利用できます。
 なおL型デスク同様に天板が屈曲しているデスクで、屈曲の角度が120°や135°のデスクもあり、これらはブーメランデスクと呼ばれています。L型デスクや120°のブーメランデスクは、デスクを頭合わせに配置する事で、正多角形の島を構成できます。 

ラウンドデスク・L型デスク・ブーメランデスクの注意点

 ラウンドデスク・L型デスク・ブーメランデスクの注意点としては、天板サイズが大きく形状も複雑なため、搬入出の際には太い動線が必要になる点が挙げられます。エレベーターに入らない、廊下のコーナーが曲がれないなどのケースが想定されます。また、これら非矩形天板のオフィスデスクは、デスクを長方形状に配置するのには向かないといえます。オフィス全体の動線計画にも関わりますので、導入には慎重を要するかもしれません。

 デスクワークには、執務者を周囲から切り離した方が効率がいい場合と、周囲との連結を密にした方がいい場合とがあります。前者のワークを属人的、後者をグループ的と表現するなら、非矩形天板のオフィスデスクは属人的ワークに対した適性がより高いといえましょう。
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