ボックストレーには、スチール製のものはデスクに組みつけて使用できるものがあります。

デスク周りのボックストレー

 デスク周辺で用いる「ボックス」や「トレー」といいますと、もっぱら思い浮かぶのは厚紙製や段ボール製の簡易なボックスファイルやトレーの類ではないでしょうか。紙は軽く、強度があり、加工もしやすいため、手軽で様々なボックスやトレーが流通しています。

 本稿ではそういった紙製のボックストレーではなく、スチール製のボックストレーについて解説します。

デスクの周りにボックスとトレイの活躍

 スチール製のボックストレーには、紙製のそれとは異なり、デスク周りへの固定という事を可能としています。最も簡便な固定方法としては磁石が挙げられます。磁石つきのスチール製のごみ箱がありますが、オフィスデスクも天板以外は基本的にスチールでできているものなので、デスク周辺の随所に貼りつける事ができ、ちょっとした収納に便利なものです。

 次に、スリットにはめこむ方式のボックストレーがあります。スリットはデスクの天板の裏面や、デスク上部に設けられたアッパーファンクションビームなどに設けられています。天板裏のボックスは、扁平に取りつけるものは簡易な引き出しのように用いる事ができますし、縦長に取りつけるものはパソコンの本体を収納するのにも使えます(パソコン本体の奥面がボックスの底に向かいますので、配線するには少々不格好かもしれませんが)。アッパーファンクションビームはトレーとすこぶる相性がよいといえます。アッパーファンクションビームに各種のトレイ・ボックスを組み合わせれば、電話台・シェルフ・仕分けトレイ・書類フォルダ・小物入れなどに早変わりです。机上面に物を置かないためのアッパーファンクションビームではありますが、このように様々に使えるのはたいへん便利がよいといえます。

 スリットはめこみ式のボックスやトレイは、片袖机・両袖机・平机などの従来型のデスクよりも、フリーアドレスデスクなどの拡張性の高いデスクに多く採用されているようです。確かに、天板裏のスリットなどは、天板裏に引き出しがついていると機能しません。従来型は小さな収納は袖机やワゴンに行う発想で作られており、また机上機能の拡張が必ずしも想定されていないためと考えられます。

 その一方、アッパーファンクションビームとボックストレイとの組み合わせには気になる点もあります。ユニバーサルデザインのデスクは天板が上下に昇降する機能が伴います。天板と共にファンクションビームも昇降する場合はいいですが、天板可動・ビーム固定の場合はどうなるのでしょうか?
 これに関しては、2013年現在のカタログを参照する限り、この組み合わせの製品は見当たらないようです。
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